雫滴

水溜り

別にそんなに多くのことなんか望んじゃいないのに。

こぼれ落ちないように大事に大事に
僕は手のひらをおわんの凹の形にした。

隙間があるとこぼれてしまうので
僕は力いっぱいにぎゅうっとした。

なのに僕の手からは
ぽったん。
ぽったん。
と、少しづつ漏れ落ちていた。

このままじゃ空っぽになってしまう。
カラカラとカサカサとなってしまう。

慌てる気持ちにかき乱され
喪失感にまとわりつかれる。

なんで僕は大事にしようと思ったのだろう。
忘れてしまったその理由を思い出そうとするのだけど
ひと欠片の理由も思い出すことも出来ず

悩んでいるうちに僕の手は空っぽ。


僕はすぐにでも手のひらにすくう事が出来る場所にいるのだけれど
すくう理由が見当たらずもう長い間同じ場所で呆けている。


どうしてだろう。
すくう理由は見当たらないのに
すくう必要がない理由は次から次へと沸いてくる。

それでもこの場所から動かないでいるのは
きっとすくわなくてはならない理由があるからなんだろうと思うのです。









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